2018.03.22 Thursday
豊岡の海岸で高校生ら漂着物回収
【産経新聞】(IAC)
山陰海岸ジオパークをきれいにしようと、県内の高校生らが21日、日本海に臨む豊岡市竹野町の猫崎半島で漂着物の回収ボランティアを行った。冷たい雨の中、大量のごみを集めた生徒らは「こんなに流れ着いているとは思わなかった」と驚いていた。
社会奉仕活動に取り組む県立豊岡総合高校インターアクトクラブの呼びかけに神戸市や芦屋市など7校の高校生らが駆けつけた。
この日の回収作業には地元関係者らも協力し、総勢約120人が参加。冬場は海流の影響で漂着物が多く、流木やペットボトル、発泡スチロールのブイ、タイヤなどが散乱する岩場で、生徒らは雨でずぶぬれになりながらごみを拾い集めた。重さ約500キロもあるロープのほか、外国製品や注射器も見つかった。
同クラブ会長の2年、宮元萌果さん(17)は「想像以上のごみの量。みんなの協力で地元の海岸の環境をこれからも守りたい」。県立氷上西高校(丹波市)1年の浦底椎奈さん(16)は「近くに海がないので来てみた。漂着物がこれほどあるとは信じられません」と話した。